私たちの身体は、食べたものでできている!①~志賀先生~
緊急事態宣言から徐々に、いろんなことが解除になりつつある今日この頃ですが。
考えてみたら3月頃からでしょうか、たくさんのイベントが中止になり楽しみにしていたことがなくなってしまった、という方も多いのではないでしょうか。
人が集まって同じ空間を共有する、というのも今思えば特別なことだったなぁなんて考えてしまいますが。
今年、令和2年1月22日に当社も、創業60周年記念講演を行いました。
食を考える健康セミナー ~私達の体は、食べたもので出来ている!~
講師は、
甲佐店のなんでも茶話会の講師として大変お世話になっている熊本市民病院の助産師、志賀 昌子先生と、
加工食品ジャーナリストの中戸川 貢先生、
のお二人です。
(いつまでも聞いていたい、面白いお話しの達人のお二人 )
※長くなるので、今回は志賀先生のご講演についてお話しします。
志賀先生は、BSケア(母子に寄り添った、母乳育児支援の活動)の第1人者です。
今回は「つながる命の神秘~母乳と、こどもの味覚について~」というタイトルでご講演いただきました。
妊婦さんはほとんどの方が、出産したら母乳で育てたい、と思っておられるそうです。
ですが、現実は母乳が出なかったり、母乳をあげられる環境になく、粉ミルクになってしまうことが多いよう。
粉ミルクが悪いという話しではありません。できれば母乳をあげられる環境作りをする等して母乳で育てたい、という気持ちに寄り添ってあげて欲しいと言われます。
周りにいる私たちは、粉ミルクで赤ちゃんのミルクを作ってあげるというお手伝いを、と考えがちですが、母乳をあげられる環境作りを、という発想にハッとさせられました。
また、母乳はお母さんの血液からできています。そして血液は、そのお母さんの食べたものでできています。だからなんと、その時食べたものの味がするそうです(先生のお子さんたちでも実証済み!)
お母さんの(心身の)健康が、赤ちゃんにも直結しているという事に改めて気づかされ、考えさせられました。
この日は、地元甲佐高校の生徒さんたちも多数参加いただきました。未来を担う若者にもこんな大切なお話しを聞いてもらえて、この講演会を行うことができて本当に良かったな~と嬉しくなりました
そして最後に会場全員で、自分で自分の身体をハグしたりなでたりして「ありがとう。よく頑張っているね~。」と声かけをしました。
そうすると自分の発した言葉は、自分の耳が聞いて、自分の心が受け止めます。
まずは自分を気にかける ⇒ 自分を大切にする ⇒ 心身ともに元気になる
自分の身体は、自分の食べたものと、自分の発した言葉、でできているのかもしれません。
気をつけて優しい言葉を使っていきたいな、とそんなことを改めて考えることのできた素晴らしいお話しでした。
BSケアの第1人者としてもご活躍の志賀先生のご講演、ここには書ききれないほどたくさんの大切なお話しがもっともっとありました。
そんな先生のお話を聞けたり、直接質問したりできる”なんでも茶話会”が、やっと来月7月から再開の予定です!
このホームページでも毎回載せていますが、月に1回甲佐店で行っている健康教室です。
日程が決まり次第このホームページでもお知らせする予定ですが、甲佐店に直接お問い合わせいただいてもかまいません。
今までも、お子さん連れのお母さんや、娘さんが妊娠されているお母さん等いろんな方が参加されています。
お気軽にお問い合わせください。